<主による救いのご計画>2003.10
まず、主は子供たちを伝道師としてお使いになりました。
子供たちは4月から私とともに礼拝に行きはじめ、日曜学校に参加していました。子供はとても大胆です。「このことを言ったら相手がどう思うか」と言うことには全く頓着がないからです。教会学校で習ってきた知識をどんどん夫に披露しました。「お父さん、神様を信じないと地獄に行かなくちゃ行けないんだよ。僕達と一緒に天国に行きたいでしょ?」とか、「神様は僕達のことを愛しているんだよ」とか、本当に素直にストレートに語りました。

私は、夫には内緒でたくさんのクリスチャン兄姉に、夫の救いの祈りのサポートを頼んでいましたが、もっとも強力な祈りのサポーターは子供たちだったかもしれません。夫には内緒で、子供たちと3人で毎日毎日祈りましたが、「神様お願いします!お父さんをクリスチャンにしてください!」と言う子供たちの祈りは、「聞かれないはずはない」と言う強い確信に満ちていました。

また主は、読書好きな夫にクリスチャンの書いた本を薦めると言うアイデアを、牧師を通して示されました。
まず、牧師が薦めてくれた本は、三浦綾子さんの小説「塩狩峠」と自叙伝「道ありき」でした。
どちらも私は読んだことがなかったので、まずは自分が読んでみようと思い、机の上に載せておいたところ、夫が「あ、塩狩峠だ」と、反応しました。何と彼は20年ほど前にすでにこの本を読んでいました。でも、「もう忘れてしまったから読んでみたい」と言ってくれ、それから夫の「クリスチャン本読書」が始まりました。

私は、毎週礼拝に行くたびに牧師をはじめ周囲の人から「お勧め本」を教わりながら、図書コーナーから夫が読む為の本を2〜3冊借りました。また、牧師も教会に届いた本や、牧師の個人的な蔵書の中から、夫が興味を持ちそうな本を選んでは貸してくれました。
夫は、毎日往復3時間ほどの電車通勤の中で、2〜3日に1冊のペースでどんどん読みました。そのうち、自分でも図書館に行って、キリスト教関連の書棚からいろいろな本を借りてくるようになりました。

夫の救いを祈り始めてちょうど1ヶ月後、8月26日に初めて家族4人で礼拝に行きました。


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祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。
そうすれば、そのとおりになります。
(マルコ11:24)
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それから夫は、毎週礼拝に行くようになり、私が行かれない時には子供たちと3人でも行くようになりました。教会のイベントにも付き合ってくれるようになり、牧師と直接話をする機会もでてきました。

翌年、2002年1月から夫は牧師による勉強会に参加するようになりました。最初は、聖書への導入で「神の存在を科学的に考える」と言う物でした。全部で15回ほどの勉強会でしたが、毎週礼拝後に参加し、途中からは牧師と1対1の学びになり、学び好きな夫にとって、とても楽しい時間だったようです。
そのシリーズが終わったあとも、ベビークリスチャン向けの「基礎勉強会」パート1、パート2、さらにはクリスチャンの為の恋愛・結婚講座、カップルズセミナー、ディボーションセミナーと、教会で行われたほとんどの勉強会・セミナーに参加しました。
私たちよりも後から教会に通い始めた人たちからは、完全にクリスチャンであると思われるほど、とても勤勉な態度でした。
それでも夫は、十字架の救いを受け入れるにはいたりませんでした。


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あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ。
主が成し遂げてくださる。
(詩篇37:5)
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